思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
彼だけがいつまでもかっこいいところを自分に見せるなんて、ズルすぎる。
(これからもこうやって、ゆっくりと時間をかけて、お互いのことを知れたらいいわね……)
ガルドラが本来の調子を取り戻すまで、護衛騎士に見守られながら、夫妻はじっと執務室でじゃれ合い続ける。
「お詫びの印に、受け取ってほしいもんがあるんだ」
「何かしら?」
2人がこうしていちゃつき始めてから、どれほど経過したのか――。
彼が懐から小さな小箱を取り出したと知ったのは、随分とあとになってからだった。
夫は真剣な表情でこちらをじっと見つめたかと思えば、ゆっくりと蓋を開封する。
すると、そこには――。
薄紫色の薔薇を中心とし、そっと寄り添うように配置されたラブラドライトが印象的な、銀細工の指輪が入っていた。
「綺麗ね……」
天然石は緑、青、黄、金と、見る角度によって次々と変化し、虹色に光輝いている。
それは、ころころと態度を変えるガルドラを想起させるのに充分だった。
リベルラは一目見た瞬間から、その石の虜になった。
(これからもこうやって、ゆっくりと時間をかけて、お互いのことを知れたらいいわね……)
ガルドラが本来の調子を取り戻すまで、護衛騎士に見守られながら、夫妻はじっと執務室でじゃれ合い続ける。
「お詫びの印に、受け取ってほしいもんがあるんだ」
「何かしら?」
2人がこうしていちゃつき始めてから、どれほど経過したのか――。
彼が懐から小さな小箱を取り出したと知ったのは、随分とあとになってからだった。
夫は真剣な表情でこちらをじっと見つめたかと思えば、ゆっくりと蓋を開封する。
すると、そこには――。
薄紫色の薔薇を中心とし、そっと寄り添うように配置されたラブラドライトが印象的な、銀細工の指輪が入っていた。
「綺麗ね……」
天然石は緑、青、黄、金と、見る角度によって次々と変化し、虹色に光輝いている。
それは、ころころと態度を変えるガルドラを想起させるのに充分だった。
リベルラは一目見た瞬間から、その石の虜になった。