思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「ベゼルノーチェ王国最強の護衛騎士が、聞いて呆れるぜ」
リガルドの喉元に、ガルドラが手にした剣の切っ先が向けられたからだ。
己の勝利を確信した挑戦者は不敵な笑みを浮かべ、無様な姿を晒す優勝候補を煽った。
「ぽっと出の野良犬に負けた気分は、どうだ?」
「最悪の、気分だよ……」
幼馴染は悔しさを滲ませたあと、ぽつりと声を発する。
その後、悔しそうに唇を噛み締めた。
(どんな卑怯な手を使ってでも、この勝敗を覆してくれないかしら……)
相手の武器を奪い取るほどの気概を見せてほしいと願うのは、彼を心の底から愛しているからだ。
護衛騎士が負けてしまったら、リベルラは今日初めて顔を見た男を王配として迎え入れなければならない。
それだけは、絶対に嫌だった。
なのに――。
「そうかい。ここで陛下に対する愛を口にしない辺り、あんたにとってはその程度の人間だってこったな」
「僕は、リベルラを愛している!」
「でも、俺に負けたんだろ?」
どうやら幼馴染には、その気力がないらしい。
リガルドの喉元に、ガルドラが手にした剣の切っ先が向けられたからだ。
己の勝利を確信した挑戦者は不敵な笑みを浮かべ、無様な姿を晒す優勝候補を煽った。
「ぽっと出の野良犬に負けた気分は、どうだ?」
「最悪の、気分だよ……」
幼馴染は悔しさを滲ませたあと、ぽつりと声を発する。
その後、悔しそうに唇を噛み締めた。
(どんな卑怯な手を使ってでも、この勝敗を覆してくれないかしら……)
相手の武器を奪い取るほどの気概を見せてほしいと願うのは、彼を心の底から愛しているからだ。
護衛騎士が負けてしまったら、リベルラは今日初めて顔を見た男を王配として迎え入れなければならない。
それだけは、絶対に嫌だった。
なのに――。
「そうかい。ここで陛下に対する愛を口にしない辺り、あんたにとってはその程度の人間だってこったな」
「僕は、リベルラを愛している!」
「でも、俺に負けたんだろ?」
どうやら幼馴染には、その気力がないらしい。