思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
大きな指先の触れた場所がじんわりと熱を持ち、ビリビリと甘く痺れるような感覚に戸惑いを隠せないでいると、夫が不穏な言葉を口にした。
「俺なしじゃいられなくなるように、とことん身体へ刻み込みこまねぇと……」
リベルラは今まで経験した覚えのない不思議な感覚に酔い痴れ、多幸感に包まれながら紫色の瞳を細める。
(このまま眠ったら、いい夢が見られそうな気がするわ……)
ウトウトと微睡み、意識をプツリと途絶えさせようとした直後――彼の申し訳なさそうな低い声が聞こえてきて、意識が覚醒する。
「ごめんな、陛下。このまま眠らせてやりてぇところなんだが――初夜を完遂できなかったら、俺の立場が危ういんだ。人助けだと思って、協力してくんねぇか……?」
銀色の瞳が悲しげに細められる姿を目にして、リベルラは考える。
もしも自分の我儘で初夜を完遂できずに、夫の身に危機が迫った時。
己がどんな思いを抱くか、容易に想像がついたからだ。
「俺なしじゃいられなくなるように、とことん身体へ刻み込みこまねぇと……」
リベルラは今まで経験した覚えのない不思議な感覚に酔い痴れ、多幸感に包まれながら紫色の瞳を細める。
(このまま眠ったら、いい夢が見られそうな気がするわ……)
ウトウトと微睡み、意識をプツリと途絶えさせようとした直後――彼の申し訳なさそうな低い声が聞こえてきて、意識が覚醒する。
「ごめんな、陛下。このまま眠らせてやりてぇところなんだが――初夜を完遂できなかったら、俺の立場が危ういんだ。人助けだと思って、協力してくんねぇか……?」
銀色の瞳が悲しげに細められる姿を目にして、リベルラは考える。
もしも自分の我儘で初夜を完遂できずに、夫の身に危機が迫った時。
己がどんな思いを抱くか、容易に想像がついたからだ。