思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
(私はきっと、後悔するでしょうね……)
彼はもう、薄汚い野良犬ではない。
リベルラと婚儀を終えた、夫なのだ。
たとえどれほど彼が気に食わない存在で、肌を重ねたくないと思っていても、妻として彼を守る義務がある。
(仕方、ない……。そう。やるしか、ないの……)
女王は何度も自分に言い聞かせて己を奮い立たせると、ガルドラの顔色を窺いながら告げた。
「い、痛みを感じさせず……最後まで、してくださる……?」
「おう」
「先程のように、私だけが痴態を晒すのは、嫌だわ……」
「んー。じゃあ、俺も脱ぐか?」
リベルラは思ってもみない提案を受け、逡巡を繰り返す。
初めてのことが多すぎて、どうするべきかなどさっぱりわからなかったからだ。
女王は悩んだ末に、コクリと頷いて彼の好きにさせてやる。
すると夫は、勢いよく身に纏っていた衣服を脱いだ。
「あ……」
逞しく鍛え抜かれた全身に目を奪われると同時に、彼の姿が恐ろしくも感じる。
何度も死線を切り抜けてきたお陰か、身体のあちこちに切り傷のようなものが山ほど刻み込まれていたせいだ。
彼はもう、薄汚い野良犬ではない。
リベルラと婚儀を終えた、夫なのだ。
たとえどれほど彼が気に食わない存在で、肌を重ねたくないと思っていても、妻として彼を守る義務がある。
(仕方、ない……。そう。やるしか、ないの……)
女王は何度も自分に言い聞かせて己を奮い立たせると、ガルドラの顔色を窺いながら告げた。
「い、痛みを感じさせず……最後まで、してくださる……?」
「おう」
「先程のように、私だけが痴態を晒すのは、嫌だわ……」
「んー。じゃあ、俺も脱ぐか?」
リベルラは思ってもみない提案を受け、逡巡を繰り返す。
初めてのことが多すぎて、どうするべきかなどさっぱりわからなかったからだ。
女王は悩んだ末に、コクリと頷いて彼の好きにさせてやる。
すると夫は、勢いよく身に纏っていた衣服を脱いだ。
「あ……」
逞しく鍛え抜かれた全身に目を奪われると同時に、彼の姿が恐ろしくも感じる。
何度も死線を切り抜けてきたお陰か、身体のあちこちに切り傷のようなものが山ほど刻み込まれていたせいだ。