思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
本来であれば注意するべき場面ではあるが、すでに2人は夫婦の契りを交わしたあとだ。
(小言ばかりを口にして険悪な雰囲気になるくらいなら、黙認するべきだわ)
そう決めた直後、リガルドの後任の姿を思い浮かべた彼が、声を発した。
「あー。もしかして、クロドノルン卿か?」
「ええ。すでに打診し、了承を得たわ」
「あいつが陛下のそばに来るなら、問題ねぇな。まぁ、俺があんたを守るのが一番なんだが」
どうやらヴァドリックとガルドラは、相思相愛なようだ。
明らかに不仲なリガルドが護衛騎士を続けるよりもずっと、よりよい関係を築けるはずだ。
(やはり大きなトラブルが起きる前に、解任するべきだわ……)
リベルラは繋いだ指先に力を込め、静かにガルドラへ諭した。
「あなたは王配よ。剣を持つ必要は、ないの。どんと、構えていなさい」
「護身用の短剣くらいは、胸元に忍ばせる許可をもらえねぇかね?」
「見せて」
「どうぞ、ご勝手に」
彼は胸元を弄り、古びたタガーナイフを目の前に差し出した。
(小言ばかりを口にして険悪な雰囲気になるくらいなら、黙認するべきだわ)
そう決めた直後、リガルドの後任の姿を思い浮かべた彼が、声を発した。
「あー。もしかして、クロドノルン卿か?」
「ええ。すでに打診し、了承を得たわ」
「あいつが陛下のそばに来るなら、問題ねぇな。まぁ、俺があんたを守るのが一番なんだが」
どうやらヴァドリックとガルドラは、相思相愛なようだ。
明らかに不仲なリガルドが護衛騎士を続けるよりもずっと、よりよい関係を築けるはずだ。
(やはり大きなトラブルが起きる前に、解任するべきだわ……)
リベルラは繋いだ指先に力を込め、静かにガルドラへ諭した。
「あなたは王配よ。剣を持つ必要は、ないの。どんと、構えていなさい」
「護身用の短剣くらいは、胸元に忍ばせる許可をもらえねぇかね?」
「見せて」
「どうぞ、ご勝手に」
彼は胸元を弄り、古びたタガーナイフを目の前に差し出した。