思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
(念の為、聞いてみましょう)
準備ができてない状況で、幼馴染に疑念を抱かれるのだけは避けたい。
リベルラは言葉を濁し、ヴァドリックに問いかけた。
「例の件は?」
「滞りなく、準備を整えました」
「ちょうどいいわね」
リベルラ、ガルドラ、リガルド、ヴァドリック――。
ここには4人の役者が、勢揃いしている。
(闘技大会を終えた時から計画していたことを、ようやく実現できるわ……)
リベルラは壁際に立っていた幼馴染へ視線を移すと、紫色の瞳に冷ややかな感情を宿す。そして、なんの前触れもなく告げた。
「モルデント伯爵家、リガルド。本日限りで、護衛騎士の任を解くわ」
リガルドは当然、納得できるはずがない。
驚きで瞳を見開き、驚愕する。
「ど、どうして、僕が……!?」
「今まで私を守ってくれて、本当にありがとう」
「い、嫌だ……! そんなの、納得できない……!」
幼馴染は「一方的に別れを告げるのは許さない」と言わんばかりにこちらへ歩み寄り、みっともなく泣き縋って許しを請おうと試みる。
準備ができてない状況で、幼馴染に疑念を抱かれるのだけは避けたい。
リベルラは言葉を濁し、ヴァドリックに問いかけた。
「例の件は?」
「滞りなく、準備を整えました」
「ちょうどいいわね」
リベルラ、ガルドラ、リガルド、ヴァドリック――。
ここには4人の役者が、勢揃いしている。
(闘技大会を終えた時から計画していたことを、ようやく実現できるわ……)
リベルラは壁際に立っていた幼馴染へ視線を移すと、紫色の瞳に冷ややかな感情を宿す。そして、なんの前触れもなく告げた。
「モルデント伯爵家、リガルド。本日限りで、護衛騎士の任を解くわ」
リガルドは当然、納得できるはずがない。
驚きで瞳を見開き、驚愕する。
「ど、どうして、僕が……!?」
「今まで私を守ってくれて、本当にありがとう」
「い、嫌だ……! そんなの、納得できない……!」
幼馴染は「一方的に別れを告げるのは許さない」と言わんばかりにこちらへ歩み寄り、みっともなく泣き縋って許しを請おうと試みる。