思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
しかし、ガルドラがそれを許すはずもなかった。
夫は2人の間に割って入り、リガルドを挑発した。
「おっと。俺の妻に、こちらの許可なく触れないでもらえるか?」
「貴様……!」
元護衛騎士は全身から湧き上がる怒りを隠しきれない様子で、わなわなと震える。
その様子を見ても、「可哀想」だとか「抱きしめてあげたい」と思わぬ辺り、リガルドは己にとって、その程度の人間だったのだろう。
(確信を持てて、よかったわ……)
リベルラは、修羅場と化した執務室で無言を貫いていた騎士団長の名を呼び、舞台の上へ引っ張り上げた。
「これからは、あなたの代わりをクロドノルン卿にお願いするわ」
「命を賭して、お守りいたします」
リベルラの命を受け、再びヴァドリックが膝を折る。
自分を負かした男が女王の伴侶になっただけでも気に食わないのに、準決勝で負けた男が己の代わりに護衛騎士へ任命されたなど、到底受け入れられるはずがない。
彼はどうにか先程の決定を取り消せないかと、声を荒げて足掻き始めた。
夫は2人の間に割って入り、リガルドを挑発した。
「おっと。俺の妻に、こちらの許可なく触れないでもらえるか?」
「貴様……!」
元護衛騎士は全身から湧き上がる怒りを隠しきれない様子で、わなわなと震える。
その様子を見ても、「可哀想」だとか「抱きしめてあげたい」と思わぬ辺り、リガルドは己にとって、その程度の人間だったのだろう。
(確信を持てて、よかったわ……)
リベルラは、修羅場と化した執務室で無言を貫いていた騎士団長の名を呼び、舞台の上へ引っ張り上げた。
「これからは、あなたの代わりをクロドノルン卿にお願いするわ」
「命を賭して、お守りいたします」
リベルラの命を受け、再びヴァドリックが膝を折る。
自分を負かした男が女王の伴侶になっただけでも気に食わないのに、準決勝で負けた男が己の代わりに護衛騎士へ任命されたなど、到底受け入れられるはずがない。
彼はどうにか先程の決定を取り消せないかと、声を荒げて足掻き始めた。