思ってたのと違う! 女王は最愛の騎士ではなく、狂犬と結婚を強要される
「初日から、騒がせたわね」
「いえ。私のことは、お気遣いなく」
「そう?」
「ええ。どんなことがあろうとも動じず、職務を全うします」
「だってよ。なら、遠慮する必要はねぇよな?」
ガルドラは銀色の瞳を光り輝かせ、口元に持ってきていた己の指先を今度は後頭部へと誘った。
どうやら、頭を撫でてほしいようだ。
(一体何がそんなに、嬉しいのかしら……)
彼は犬と称されてこそいるが、普通の人間だ。
身も心も動物になったわけがない。
(特殊性癖なら、早めに打ち明けてほしいわね……)
リベルラは服飾職人の伝を辿り、首輪や獣耳を形作ったカチューシャや尻尾を拵えるべきなのではないかと真剣に頭を悩ませながら、藍色の髪を優しく撫でつけた。
「偉いわ。ガルドラ。この調子で、これからも精進なさい」
「おう!」
ガルドラが満面の笑みを浮かべる姿を真正面から確認し、リベルラは驚きを隠せない。
彼が満面の笑みを浮かべたのは、始めての光景だったからだ。
「いえ。私のことは、お気遣いなく」
「そう?」
「ええ。どんなことがあろうとも動じず、職務を全うします」
「だってよ。なら、遠慮する必要はねぇよな?」
ガルドラは銀色の瞳を光り輝かせ、口元に持ってきていた己の指先を今度は後頭部へと誘った。
どうやら、頭を撫でてほしいようだ。
(一体何がそんなに、嬉しいのかしら……)
彼は犬と称されてこそいるが、普通の人間だ。
身も心も動物になったわけがない。
(特殊性癖なら、早めに打ち明けてほしいわね……)
リベルラは服飾職人の伝を辿り、首輪や獣耳を形作ったカチューシャや尻尾を拵えるべきなのではないかと真剣に頭を悩ませながら、藍色の髪を優しく撫でつけた。
「偉いわ。ガルドラ。この調子で、これからも精進なさい」
「おう!」
ガルドラが満面の笑みを浮かべる姿を真正面から確認し、リベルラは驚きを隠せない。
彼が満面の笑みを浮かべたのは、始めての光景だったからだ。