失恋した男友達と、ルームシェア始めました
「昨日のこと、あんまり気にすんなよ」

(出た)

「気にしてないし」


即答した私に、薄いカーテンの向こうで、くくっと笑う気配がした。


「即答すんな。ちょっとは迷え」

「迷ったけど、気にしてないってことにする。練習だったし」

「……ああ、そうだったな。練習」


その言い方が、なんだか喉の奥に引っかかる。

シャワーの音にまぎれて、自分のため息だけがこぼれた。






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