失恋した男友達と、ルームシェア始めました
「とりあえず、冷蔵庫に入れるものから片づけるね」

「うん。そこのコンビニ袋、適当に出して」


キッチンに立って、ペットボトルやら卵パックやらを仕分けしながら、視界の端に、彼の横顔がちらちら入ってくる。

少し伸びた前髪。目の下の、うっすらとしたクマ。

テーブルの上に伏せてあるスマホ。

あそこに、彼女からのメッセージがあるのを、私は知っている。

元カノ。

つい一ヶ月前まで付き合っていた相手。

別れ話を持ち出したのは、向こうからだと聞いた。



< 4 / 18 >

この作品をシェア

pagetop