花囲い
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翌朝、登校すると井𡈽くんがいつものように昇降口に立っていた。
「おはよう」
それは夢と同じ笑顔で、私はつい目をそらす。そしてふと昨夜のメッセージを思い出した。
もちろん犯人の証拠はどこにもない。それなのに、なぜか私は彼の顔を見た瞬間に思ってしまった。
あのメッセージを送ったのは、この人だと。
根拠なんてない。ただその考えだけが、教室へ向かう廊下を歩く間も頭から離れなかった。
首筋が、やけに寒い。