監禁溺愛!? ~猫好き主任は、猫っ毛の年下部下に篭絡される~
「すみません。そんな余波があると思ってなくて」
「そうなるとナンパは?」

「気になります?」
「私生活に干渉する気はないけど……会社の風紀が、ね?」
 私が言うと、彼は不満そうに半眼になった。

「干渉してくださいよ。俺のこといつも見てるくせに」
「え!?」

 私は思いっきりうろたえてしまった。まずい、冷静に「見てないよ」と言えばごまかせただろうに。

「気づいてないと思ったんですか」
「それは……」

「見てってくださいよ。俺のもうひとりのかわいい子。こっちは本当に監禁中」

 彼は格子戸を開けて中に入り、白猫を抱き上げる。
 私は止むを得ず靴を脱いで上がり、お邪魔します、と入って格子戸を閉める。

 彼は白猫を降ろし、通路の奥の部屋に行く。

 案内された私は目を見張った。
 壁には猫カフェかと思うほどキャットウォークが設置され、ハンモックつきのキャットタワーがある。

 彼に呼ばれ、さらに部屋の奥にある部屋に一緒に入る。
 彼はすぐに扉を閉めた。白猫は手前の部屋に残された形になる。

 こちらの部屋の窓際には大きなケージが鎮座しており、中のキャットベッドにいるのは、茶トラの子猫。
 子猫は彼を見ると「みゃあ」と鳴いた。
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