監禁溺愛!? ~猫好き主任は、猫っ毛の年下部下に篭絡される~
「主任の彼氏って、猫だったんですね」
 私は顔を上げて、驚いた。

「蒼澤くん」
 彼はにんまり笑って私を見下ろしている。

「かわいいですよ」
「猫がかわいいのはこの世の摂理、宇宙の法則だから」

「そうじゃなくて。猫と戯れる主任が」
「はいはい」

「いつも本気にしてもらえない。残念!」
 からっと答えた彼は勝手に私の隣に座る。

「蒼澤くんはどの子が好き?」
「俺が好きなのは主任ですよ」

「私は一番なんて決められないから箱推し」
「スルーですか」
 私がふふっと笑うと、彼は猫のように目を細めた。

「では、俺のことは気にせずどうぞ」
 そうは言われても、隣にいられると気になる。

 店員にドリンクを注文した彼は立ち上がり、店内にあったマンガを手に戻ってきて読み始めた。

 ……なにしに来てるんだろう?
 と思う間にも、猫が彼の膝の上にのり、ふみふみし始めた。

「猫様のふみふみ……っ」
「よくありますよ」
「蒼澤くんだけずるいっ。私だってされたことないのに」
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