丸い黒縁眼鏡くんの優しい笑顔を独り占めしたい
 それからどれぐらい経ったかわからないけど、西尾くんは小さなアパートに入って行った。そして2階辺りで足音が止まる。

 2階のベランダを眺めると電気がついた部屋があったけど、そこにはたくさんの植物が置かれていて中が見えないほどだった。

 あんなにたくさん植物が! づごい! と思いながら、わたしは帰路についた。

 すると、また階段を誰かが歩く音がして、わたしは驚いて物陰に隠れた。

 暗闇でみたその人は、西尾くんだった……。
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