Ironic Honey
私はそっと看護師から羽聖を受け取り、小さく軽い体を抱き上げた。その時、頬を優しくつつき、コットネームカードに目をやる。
長谷川様ベビーと書かれており、その下に出生時間や、体重、身長と性別などが細かく書かれていた。
「…こんな小さいのに3,000グラムあるんですね」
「ええ、身長も平均よりは少しだけ高めですよ」
無理してでも起きていたかった。本当に産まれたての羽聖を見ていたかった。
そんな後悔をしつつも、今は腕の中にいる羽聖に目をやる。ひゅーひゅーと苦しそうなか細い息が聞こえる。少し不安になるが、看護師がそんな私の心配を悟ったように「大丈夫ですよ。頑張ってます」と安心させるように笑った。
私はその言葉に頷き、もう一度羽聖を見る。
「あ、それから、旦那さんが食べたいものがあったら送ってくれって。明日朝から届けるって仰ってましたよ。メッセージも送ると言って帰られたので、届いてるかと」
「あ…、本当に…」
スマートフォンを見るよりも、起きてすぐ羽聖のところに来たから気付かなかった。
一度看護師に羽聖を預け、病室に戻ることにした。病室は特別室のようなところに入れられ、少し広すぎる。
私は普通の個室を希望していたから、千織が無理を言ったのだろうと苦笑いした。
長谷川様ベビーと書かれており、その下に出生時間や、体重、身長と性別などが細かく書かれていた。
「…こんな小さいのに3,000グラムあるんですね」
「ええ、身長も平均よりは少しだけ高めですよ」
無理してでも起きていたかった。本当に産まれたての羽聖を見ていたかった。
そんな後悔をしつつも、今は腕の中にいる羽聖に目をやる。ひゅーひゅーと苦しそうなか細い息が聞こえる。少し不安になるが、看護師がそんな私の心配を悟ったように「大丈夫ですよ。頑張ってます」と安心させるように笑った。
私はその言葉に頷き、もう一度羽聖を見る。
「あ、それから、旦那さんが食べたいものがあったら送ってくれって。明日朝から届けるって仰ってましたよ。メッセージも送ると言って帰られたので、届いてるかと」
「あ…、本当に…」
スマートフォンを見るよりも、起きてすぐ羽聖のところに来たから気付かなかった。
一度看護師に羽聖を預け、病室に戻ることにした。病室は特別室のようなところに入れられ、少し広すぎる。
私は普通の個室を希望していたから、千織が無理を言ったのだろうと苦笑いした。