君に愛療を
「、、、収まった、 よね」
一息つき、冷たい壁に力なくもたれかかる。生まれたときから、この症状は続いてきた。
原因はまったく分からなくて、それこそ、第三者から見れば不治の病とも言うだろう。
この奇妙で病とも言う症状と、私はずっと闘ってきた。毎日のように病院に通って、
検査をして、、、。母親に入院を促されたが、頑なに断った。
真っ白で殺風景な病室にずっと閉じ込められるよりも、蒼い空の下で痛みに耐えながら笑う方がずっとましだ。
そんなわけで入院を逃れた私は苦しみながら日々を生きている。
効き目の強いカプセル薬を口の中で転がすのにも慣れるほど、私は薬を服薬してきた。
今となっては、もう死ぬんじゃないかとまで思うようになった。
そんな想像を脳内に描いてはまた消して、を繰り返しながら教室へと戻る。
チャイムが鳴っていたようで、教室は静まり返っていた。みんながぞろぞろと帰りの準備をしているなか、私も遅れて準備を始める。


