初恋を拗らせたホテル御曹司は癒やしの女医にだけ激愛本能を滾らせる
その刹那、零に物凄い力で胸に抱き寄せられた。耳許には吐息混じりの艶声が届く。
「はぁ~……遥奈が可愛すぎて、ヤバい。俺、ずっと遥奈への想い拗らせてたせいか、いろいろヤバいんだけど……。大丈夫?」
(……ん?)
キョトンとなった遥奈だったが……
密着した身体を通して、零のある部分が存在感を誇示する感触が伝わってくる。
問い返すまでもない。察した遥奈は思わず声をあげた。
「あっ!」
(凄い。衣類越しなのに燃えるように熱いし、硬くなってる。私に反応してくれてるんだ。嬉しい)
その声に、ハッとした零が遥奈の顔を恐る恐る覗き込んでくる。
「ごめん。やっぱり気持ち悪いよね」
さっきまで羞恥に塗れていたのも忘れて、遥奈はニッコリ笑顔で答えた。
「零さんの一部なのに、気持ち悪いなんて思いませんよ。むしろ、反応してもらえて、嬉しいぐらいですよ」
「ホントに?」
なのに、少し前の遥奈のような言葉が返ってきて、危うく笑いそうになる。
何とか堪えた遥奈は声を紡ぎながら、そうっと零の下半身へと手を這わせた。