初恋を拗らせたホテル御曹司は癒やしの女医にだけ激愛本能を滾らせる


「嘘なんて言いませんよ。零さんの一部だと思うと、愛おしくて。ほら、こうして撫でたいぐらい。私も、それぐらい、零さんに夢中なんです」

 たちまち、手に滾るような熱と感触が伝わってくる。

「ちょっ、遥奈っ!?」

 驚愕した零が制止の声を放つが、遥奈は構わず両手で包み込む。

「好きな子に、そんなことされたら……っ、はぁ……すぐイッちゃ――」

 そうっと優しく撫でるうち、抵抗を諦めたのか、零の声が途切れた。

 遥奈の耳許に縋りつくように顔を埋めて、熱く艶めかしい吐息を漏らす。

「はぁ……あぁ……っ」

(生き物みたいにビクビク震えて、なんだか可愛い。それに、どんどん大きくなってる……!)

 自身の手中で、反応を示してみるみる漲っていく様が愛おしくて……

 手のひらでそうっと撫で上げていくうち、大きく膨らんでいた。

 ――窮屈で苦しそう。

 遥奈がベルトのバックルを外そうとしたところでストップがかかった。

「遥奈、待って!」

 そしてすぐさま、焦った様子の零に頬を両手で挟んで阻止されてしまう。

「え、でも、苦しそう」

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