初恋を拗らせたホテル御曹司は癒やしの女医にだけ激愛本能を滾らせる
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蜜月のような休日もあっという間に過ぎ去り、最終日の日曜日を迎えていた。
時刻は午前十時十分。心身共に落ち着きを取り戻した遥奈は、零の胸に甘えるように頬を擦り寄せていた。
零は遥奈の髪を指で梳き、優しく撫でてくれている。
あたかも宝物でも扱うような手つきに、微睡みそうになる。
——心地よくて動きたくない。このままずっとくっついていたい。
遥奈が微睡みかけていたその時、手にした一房の髪にキスを落とした零が穏やかな声音で告げてくる。
「遥奈、話しておきたいことがあるんだ」
「はい、なんですか?」
胸から顔を上げた遥奈が視線を向けると、甘い囁きが返された。
「そのままでいいよ。遥奈とくっついていたいから」
——同じ想いでいてくれている。
わかった途端に、頬がだらしく緩んでゆく。
遥奈は思わず零の胸にギュッとしがみついた。
「ん? 急にどうしたの?」
「私も、零さんにずっとくっついていたいって、思ってたから……嬉しくて」
気持ちを素直に告げると、小さく笑った零が冗談めかしてくる。
「こら、あんまり可愛いこと言わない。じゃないと、また襲っちゃうよ?」
——愛する人にそんなこと言われたら、なんでも応えたくなる。
遥奈は羞恥を堪えつつ、想いのままに応えた。
「いいですよ、零さんが望むなら」