初恋を拗らせたホテル御曹司は癒やしの女医にだけ激愛本能を滾らせる
「ちがっ、そういうことじゃ……っ!」
羞恥に塗れて抗っていた遥奈だったが、絶えず与えられる甘美な刺激に、理性が霧散してゆく。
——もう……何が何やらわからない。
頭の中は、『気持ちいい』だけで埋め尽くされてしまっている。
「凄い。これなら、もう解さなくてもよさそうだね。俺のことが欲しくて欲しくて堪らないって——そう思ってくれているようで……嬉しいなぁ」
零の歓喜に満ちた声が耳に届いたときには、自ら乞うていた。
「もう……待てない。早く——零の熱で満たして、お願い」
一瞬、端整な美貌を歪ませた零が何かに耐えるように奥歯をかみしめる。
「……くっ。遥奈から強請ってもらえるなんて、嬉しいなぁ。いいよ。今すぐ俺で満たしてあげる。だから、全部受け止めてよ——俺の世界一可愛くていやらしい、最高の奥さん」