大変な物を拾ってしまいました
目が覚めると、また可愛い魔獣達が輪になって会議している。

「よし!行くぞ!今から岩場に行く。」

「岩ね!オッケー!」

私達は山を登り、草原の様な岩山へ来た。

「あれがダンジョンかも…。ね。行ってみようよ!」

「誰がそんな所へ行きたがるんだ?」

「え?私だけど。」

「魔獣か?仮に魔獣を捕まえたとして、俺達と同レベルの魔物がいるのか?あそこに。」

「居ない…だって皆、魔王だし…。」

「もし、お前が、俺らより格下の魔獣と契約したらそいつを殺す。」

「俺も。」

「俺もヤダ。」

「今ここにいる奴でさえ消えろって思ってるのに、格下なんか来たら何するかわからない。」

「え?」

「お前が、ここのコイツらと殺し合いをしたら怒るからしないだけだ。」

「そうなの!?」

皆が頷く。

「だ、ダメだよ!そんな事しちゃ。」

「わかってる。だから、お前は格下なんぞ入れようとするな。」

「わかった…。」

格下が同等になるって事か…。

だからアイガーは私が魔獣を手に入れたらその魔獣を殺してたのね。

何となく理解した。

そうこうしているうちに、森の山頂まで来た。

そして、そこは岩場の何もない所に、壊れかけの城が建っていた。

中に入るとコロシアムの様な所だった。

バリバリバリッ!

雷!?

「皆!撤退!ここはダメ!特にスファン!ここ雷!雷は…っ!きゃっ。」

「来たな!来たな!しかも魔王レベル…。面白い!オラッ!」

雷が間近に落ちる。

「皆!逃げて!生身で受けたら…っ!」

「逃げるなんてするわけない!」

「ファイアボール!」

火の玉を投げるも雷に撃ち落とされる。

「ウォーターガン!…っうわっ!」

水の球を出そうとしたスファンの水を伝って雷がスファンの身体を貫いた。

「スファン!」

ダメージが!水は雷を通す。だから水のスファンは攻撃を普通以上に受けてしまう。

「回復するから。」

私は白魔術をスファンに施す。

「おいおい。一発かよ。お前邪魔だな。オラッ!」

「こいつに手出しするな。」

アイガーが攻撃を吸収した。

「うっぜぇな!」

雷の魔王が指文字を出すと、皆の手を雷で拘束した。

「っ!」

「はい。終わり。」

バンッ!

という音と共に、周りが明るくなった。


そして私は意識を失った。





どれだけ寝ていたかわからない…。

目を開けると、皆が私の顔を心配そうに覗いていた。

「あれ?」

私が目を覚ますと、ラビが胸に飛び込んで来た。

「良かった…っ。いなくなるかと思って怖かった…っ。いなくならないで…っ。」

「ごめんね…っ。あっ!雷の魔王は!?」

「あれ。」

ラビが指差した先に、小猿が、死にかけている。

「大変!」

私が近寄り回復させようとすると、アイガーに手首を握られ止められた。

「こいつお前を殺しかけたんだそ。」

「それは戦闘だし、仕方ないよ。私はこの子を迎えたい。」

皆がため息をつく。

「ねぇ。私はシャル。魔獣師なんだけど、私の魔獣になってくれない?」

「嫌っつっても回復しちまうんだろ?お前、ヤバい奴だな。こんな奴ら引き連れて…。コイツらといれば俺はもっと強くなれるかも…。わかった。俺はライだ。」


ー雷の魔王ライ攻略成功ー

魔術師シャル経験値1000↑

魔獣アイガー経験値5000↑

魔獣スファン経験値5000↑

魔獣ゾーイ経験値5000↑

魔獣ワーナ経験値5000↑

魔獣フレア経験値5000↑

魔獣ラビ経験値5000↑

魔術師シャルパーティー全員雷魔術取得。

報酬、雷の宝石

「ちょっと待って!なんで皆、5000も経験値、上がったの!?」

「ん?聞かない方が良いんじゃない?」

皆笑うだけだった。

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