大変な物を拾ってしまいました
その日、私は宿に帰ると疲れ果てて、パタリと寝落ちた。



目覚めると次の日になっていた。

「おはよう。大丈夫?」

ラビが人の形に戻って私の顔を覗き込んでいる。

「ラビ?戻ったの?」

よく見ると、フワフワのウサギのラビだ。

「あれ?おはよう…。」

「良かった…。ごめんね…。昨日、何も役に立たなくて…。身体、大丈夫?」

「身体は大丈夫だよ。そんな事、無いよ。魔王なのに、ラビは優しいね。」

「シャルが…アイツに飲まれるんじゃないかって怖かった…。俺…もっと強くなるから…。」

「ありがとう…。怖い思いさせてごめんね…。私も心配されない様に頑張るね。」

そう言うと、ラビは私にキスをした。

私が目覚めた事を知った他の魔王達も私の側に集まった。

皆、イヴァンに歯が立たなかった事を、悔しがっていた。

そして、目が覚めた私の魔力を吸うため私の身体を刺激した。

イヴァンがドロドロの身体で私を包み込みキスをされると頭がクラクラしてきた。

「ふふっ。僕の特製のお薬…。気持ち良くなろうね。………姫…っ。可愛いんだけど…っ。あぁっ。スライムでなければ、スライムでなければぁぁ!ん、ちょっと待って…っ。これでも出来る事いっぱいあるんじゃ…。むしろ、これでしか出来ない事…っ。あああっ!姫っ!想像しただけでヤバいっ!」

「お前、離れろ!」

ガヤガヤしながら皆が私の魔力を吸い取った。

私はまた気を失った。



「う…ん。」

目を開けると、皆が私の側で眠っていた。

私は寝ている皆を撫でる。


すると皆が起き出した。

「元気になったな?」

「うん。ありがとう。アイガー。」

私が起きると皆は私の側に寄り各々の定位置に収まる。

「行くぞ。」

「どこに行くの?」

「新たな場所。」

そう言うと、アイガーは私をお姫様抱っこをして飛び立った。

アイガーは、しばらく飛んては止まり、周りを見ている。

そして、近くの街に降り立った。

宿に入り、また皆は輪になり会議をしている。

「ねぇ。何を探しているの?」

「白の魔王。」

「白…。」

「その次は…死の魔王だ…。」

「死の魔王…。それはダメ!そこには手を出しちゃダメだよ!」

「俺とラビは死の魔王にやられてる…。」

「死の魔王に?」

「あぁ。」

「うん。シャル達が来るだいぶ前に…、男の魔術師と白の魔王と死の魔王が来たんだ。その時、別の鳥が飛んで来て『見つかった。』って言ったんだ。そして出て行った。」

「その後…俺の所へ来たんだ…。闇の力を手に入れる為…。俺の力は奪われて、死にかけた所をお前に拾われた。お前は、まだ子供だったから魔力提供は少しずつだったから年月がかかった…。でも…。俺の能力はこんなものじゃない…。それを取り返したいのが一つ。そして相手の死の魔王を手に入れば、お前は最強の魔獣師になれるんじゃないのか?」

「え…。」

「俺達、魔王を手中に収めた魔獣師なら世界一の魔獣師になれよ。」

「そうだな。」

「うん。それが良い。」

「じゃあ、決まりだな。闇雲に探しても無理なんじゃないの?」

「うーん。確かに…。誘き寄せるか?」

「探しながら、おびき寄せるってのは?」

「じゃあ、手分けしよう。」

「飛べる者と、目が良い者、後は順番で回ろう。残りは、ダンジョンと城を作ろう。シャルは白魔術を極めろ。」

「極める?」

「あぁ。死の魔王は白に弱い。闇の力も…。白の魔王がいるとしたら、そいつに勝たないと難しい。逆にコイツを何とか出来たらイケる。俺の能力は多分、飲まれてるから、耐性があるから効かないと思う。」

「なるほど…。ちょっと調べてみるね。」

白魔術の逆は黒…闇。でも闇は耐性がある。じゃあこの前、取得した破滅の魔術は?

他に毒なんかもあれば…。白魔術6清らかな心…。

あ…。イヴァンの色欲は?破滅と色欲を混ぜて…。

やってみよう。

あとは、封印が出来れば…。

練習してみよう。


私は、考えれる魔術の組み合わせを試してみた。

封印魔術も覚えれたが、試したい。

その事を皆に話すと、イヴァンが速攻手を挙げてくれた。

「ごめんね。痛みがあるかもだけど、なるべく痛くないようにするから。」

「姫!大丈夫!どちらかというと、痛くして!いつでも良いよ。」

「じゃ、じゃあいくね!ロック!」

イヴァンの身体中に鎖が巻き付いた。

「ああっ!き、気持ちいい…っ。もっと強く!縛って!そ、それから、それから!」

「イヴァン、魔術も封印してるけど、出せる?本気で出してみて!もし、封印が解けたら一つ私に出来る事でイヴァンの願いを叶えてあげる。」

「え?…っ。ひ、ひ、姫がぼ、ぼぼぼ僕の願いを…っ。ふふふふふ。やるよ。ぐぅっ!」

いきなり封印魔術が解かれてしまうような圧を感じた。

「くっ!す、すごい力…っ。」

「これが解けたら…っ。姫が姫が…っ。僕の…っ、あそこを踏ん付けながら…っ、罵って…っ、姫しか出せないあの魔術を、また、みぞおちに受けて…っ。ああっ!受けたい!姫っ!愛してる…っ。姫っ!うぉぉぉぉぉぉ!!!」

「怖いよ…っ!そんな事したくない!絶対、嫌っ!!」

イヴァンと攻防の修行を積む。

言った後で、かなり封印を解かれかけている。

しかも、持久力もすごい。

「ああっ!はぁはぁ…っ。姫!も、もう一回!」

それから他の魔術や新しい魔術も喜んで受けてくれて、2人で修行を何日も積んだ。

「イヴァン、ごめんね。鎖の跡が…。」

「姫!抱きしめて。」

私は、ぎゅっとイヴァンを抱きしめた。

「あぁ。このギャップ堪らない…っ。姫!僕の愛を早く姫の中に注ぎたい…っ。鎖の跡…っ、これを見るだけで、アソコがギンギンになっちゃうよ。姫…明日も修行しよ?ね?」

甘えたように、イヴァンは私の身体にへばり付いた。

「ふふっ。他の奴らがいないから、邪魔が入らなくて、毎日、姫を独り占め…っ。」

それから私は毎日、イヴァンと修行した。


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