大変な物を拾ってしまいました
「よ、良かったね!アイガー!」

「あぁ…。シャル。礼を言う。ありがとう。」

ヨロヨロと私の周りにまとわりついているネオンの魂…。

「あのね、皆、聞いて!今回、この戦いに参戦してくれてありがとう。今は皆、自由だから…私の魔獣に戻らなくて良いよ…。」

「俺はシャルといる…。ずっと可愛がってくれるって言ったでしょ?」

「良いの?」

「うん。」

「ありがとう。」

「ああっ!僕も!姫から離れられるわけない!僕も繋いで!契約解除されてから調子も悪いし、お願い…っ!僕と契約して!」

「う、うん。ありがとう。」

「俺も契約する。」

「え?アイガーも契約してくれるの?」

「お前は俺がいないと生きていけないだろ?」

「アイガー!」

私はアイガーに抱きついた。

「俺もいいぜ。お前の側に居たら強くなれるからな。」

そう言ってくれたのはライ。

「ライ、ありがとう!」

「俺も良いぞ。お前の側でしたい事もあるしな。」

「フレア!」

「俺も良いよ。俺、世界一になりたいし。」

「俺も。」

「スファン!ゾーイ!」

「なんか出遅れた…。俺も良い?」

「もちろんだよ!ワーナ!ありがとう!」

「俺も…良い?」

魂が喋った。

「もしかして…ネオン?」

「うん。」

「私の魔獣になってくれるの?」

「うん。」

「ありがとう!よろしく!」

そう言うと真っ黒なカラスに変わった。

そしてすぐに、人の形に変わった。

「魔力戻ったの?他の人達は皆、魔力が戻るまでは動物の形だったのに。」

「ん?俺は君に魂を抜かれただけだから。君の魂と同化しようとしたら、色んな魔王の力でガチガチに固められてたから無理だっただけ。これからよろしくね。」

「うん。よろしく。ところで、白の魔王は?」

「あぁ。どこだろ?アイツは好きな奴いたから…。無理矢理あのオッサンに離れ離れにされてたから…。」

「そうなんだ…。どこにいるのかな?…いた…。」

弱々しくなった小さなネズミがいた。


「バレッタさん、好きな人の所まで送ります。そのままだと死んでしまう…。」

バレッタはしばらく私を見つめ、その後、ネオンを見ると、ネオンが頷いた。

「お願いできる?」

「はい。では、その間だけ契約お願いできますか?」

「ありがとう…。」


そして、私達は彼女の故郷に行く事にした。


< 15 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop