大変な物を拾ってしまいました

「私の故郷はノースカフトの森の近くなの。」

「ノースカフトね。わかった。行こう。結構、遠いから数日かかると思うけど、絶対送り届ける。」

そして近くの街まで戻った。

「私の魔力を吸って。」

「ありがとう…。シャル様は、あんなに魔王を獣魔にして…その大丈夫なのでしょうか?」

「シャルで良いよ。それに友達みたいに接してくれたら嬉しい。大丈夫って何が?…結構、魔力の消費は激しいけど、それ以外は特に大丈夫だよ?」

「だって…あれだけの相手をするの大変なんじゃ…。も、申し訳ありません。」

「ん?良いの。大丈夫。何故か男の人の魔王しか当たらないんだよね。だから、少しの間でもバレッタさんと一緒にいれるの嬉しい。」

「ありがとうございます。あの…私、どなたを担当すれば良いのでしょうか?」

「担当?何が?」

「夜のお相手です。」

「あー!それはしなくていい。俺らはシャルの魔力を貰うだけだから。」

話の途中で珍しくアイガーが割って入って来た。

「そうなのですか?わ、わかりました。」

「相手って何の事かわからないけど、ゆっくりしてね。私の魔力どんどん吸ってゆっくりして?」

「あ…っ、ありがとうございます…っ。」

数日かけて、ノースカフトにやって来た。

最後に、私はバレッタさんに抱きついて出来るだけの魔力を与えると、バレッタさんは人の形に戻った。

「シャル。ありがとう…っ。本当に…っ。」

バレッタは周りをキョロキョロしだした。

「あ!ラガラン!」

「え?あ…バレッタ!バレッタ!」

バレッタが駆け出し、男の人と抱き合った。

2人は泣きながらお互いを確かめ合っている。

「良かった!バレッタさん。良かったね!」

「ありがとう!シャル。本当に…っ。もう彼には会えないと思ってたから…っ。」

「2人でお幸せにね。元気でね。」

「うん。ありがとう。あの…。コレ…。」

バレッタが手のひらに何かを乗せられた。

「私がいた時は、何も無かったけど、もしもの時はコレを使って。」

「何これ?」

「これは、男を無能にする毒だよ…。一時的にだけど。シャルならコレ成分調べて、量産できるでしょ?今、感じるのは、シャルには避妊の呪いが掛けられてるの。そして…魔王との契約というか、男とする契約は身体の関係も求められる事も多い。だから…あんな人数を相手にするの…、大変だと思うの。だから不要な奴は契約解除した方がいいよ。」

「そうなの?アイガーとは関係あるけど、他の人とは…。」

「多分、何かあるんじゃないのかな?」

「解約解除なんて、出来ないよ…。皆、大事な仲間だもん。」

「でしょうね。そこがシャルの良いところね。だからその毒を使って、不能にしてしまえば、相手する人数は減るわ。」

「わ、わかった!ありがとう!」

私は毒を受け取って、バレッタと別れた。

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