PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
満面の笑みを浮かべる雪くん。 その一言だけで、沈みかけていた心が少しだけ軽くなった。

「ありがとうございます……」
「……意外だね」
湊くんは鍋をよそいながら、ぽつりと呟いた。
「す、すみません……」

思わず謝ってしまう。
「七瀬さんは、マナーのあるファンだから、気にしなくていいと思うよ」
そう言ってくれたのは、ひなたくんだった。

「え……」
思わず顔を上げる。
"マナーのあるファン"。 その言葉が、胸の奥に染み渡っていく。

……ということは。 もしかして、クビにはならない? 恐る恐る口を開いた。

「私……ここで働いてても、大丈夫ですか?」
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