PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
「よし、今日も頑張ろう」
小さく呟いて、私は仕事に取りかかった。
今まで、何をやっても上手くいかないことが多かった。
人間関係も、仕事も、自分に自信を持つことさえ難しかった。
でも、ここへ来てからは毎日が楽しい。
みんなが優しいからかもしれない。
LINEグループに招待してくれたり、「力を貸してほしい」と言ってくれたり。
私を必要としてくれる、その気持ちが嬉しかった。
だからこそ、私も期待に応えたいと思える。
気持ちが軽いと、不思議と身体まで軽く感じる。そんなことを考えながら、私はバスルームの床を丁寧に磨いた。
じんわりと汗をかき、頬には泡がついている。
< 282 / 384 >

この作品をシェア

pagetop