PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
私も恐る恐る挑戦してみたけれど、意外と簡単に抜ける。
「思ったより楽しい!」
そう笑うと、みんなも楽しそうに笑い返してくれた。まだタワーは安定していて、誰も負ける気配はない。
しかし、五分も経つ頃には、タワーはすっかり安定感を失っていた。
ブロックに指をかけるたび、タワーがぐらりと揺れる。今にも崩れそうで、誰もが息をのんだ。
罰ゲームはしたくない。
私は慎重にブロックを見極め、ゆっくりと押し出す。
──するり。
一本が無事に抜けた。
ほっと息をつき、そのブロックを一番上へそっと積み重ねる。
タワーは、まだ崩れない。
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