PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
しかし、しばらくすると揺れは収まり、ひなたくんはほっと息をついた。
「危なかった……」
狙うブロックを変えてもう一度挑戦する。
今度はするりと抜け、そのまま一番上へ積み重ねることに成功した。
多分だけど、雪くんの思惑通り、負けるのは湊くんだと思う。
ここまで傾いたタワーは、触っていないのに揺れることさえある。
湊くんは慎重に指先でブロックへ触れた。
その瞬間――
ガラガラガラッ!
タワーは音を立てて崩れ落ちた。
「……え?」
湊くんは固まったまま、散らばったブロックを見つめている。
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