PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
アイドルだからこそ、普段は食事にも気を遣っている。
でも、たまにはこうして、心まで満たされる食事も必要なんじゃないかな。
手を合わせて、「いただきます!」と言うと、それぞれ箸を手に取った。
雪くんは南蛮風のチキンを一口食べると、ぱっと目を輝かせる。

「これ、ご飯何杯でもいける〜!」
「ご飯無限ループはやばいな」
湊くんは呆れたように笑った。
ひなたくんは無言で食べ進めている。
やっぱり、口に合わなかったのかな。
そう思った、その時――。
ふいに視線が合う。

「……これ、めちゃくちゃ好き」
私は今まで、どんな仕事をしても長く続かなかった。でも、この仕事は違う。
すごく好きだ。
アイドルとして輝く姿も。
みんなの何気ない素顔も。
その全部が愛おしい。
だからこそ、本気で頑張れる。
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