PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
三人は楽しそうに会話を交わしながら、朝食を食べ始めた。
そんな穏やかな朝のひとときに、少しでも力になれた気がして、胸の奥がじんわりと温かくなる。
自然と、笑みがこぼれた。
朝食を食べ終えると、旅行バッグを手にした三人が玄関へ向かう。
「また明後日!」
「LINEグループ、たまには見てね〜!」
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい!」
玄関の扉が閉まり、車の走り去る音が遠ざかっていく。
さっきまで笑い声で賑やかだったPRIMUSハウスは、一気に静けさに包まれた。
仕事だということは分かっている。
それでも、一人だけ取り残されたような気がして、少しだけ淋しくなってしまった。
「……掃除、頑張るか」
そう呟くと、食べ終えた皿を片付け、一枚ずつ丁寧に洗っていく。
いつもなら、誰かがふらりと顔を出して、何気ない会話が始まる。そんな何気ない時間が、この家では当たり前になっていた。
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