PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
だけど今は、誰もいない。
それだけなのに、さっきまで温もりに満ちていたPRIMUSハウスが、まるで別の場所のように感じられた。
寂しいのは、今が幸せだから。
そう自分に言い聞かせると、私は掃除に取りかかった。
一通り終えて一息つき、何気なくグループLINEを開く。すると、新しいメッセージが届いていた。
開いてみると、一枚の写真が添付されている。思わず、くすりと笑ってしまった。
そこに写っていたのは、ひなたくんと湊くんの寝顔。どう見ても、雪くんがこっそり撮ったとしか思えない一枚だった。
『嬉しいショットですが、怒られますよ!』
送信すると、雪くんは「無問題」と書かれた、うさぎのスタンプを返してきた。
思わず笑っていると、続けてメッセージが届く。
『僕も少し仮眠』
『おやすみ』
もしかしたら、雪くんは私を気遣ってくれたのかもしれない――。
そんなことを思うと、胸の奥がじんわりと温かくなった。
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