PRIMUS ―推しの家に家事代行として通ったら、毎日が幸せすぎます!―
雪くんは、勢いよく身を起こし、湊くんのスマホを覗き込む。
「なに!?どういう事!?」
ひなたくんの瞳に、久しぶりの光が宿る。
「PRIMUSに可能性があるなら、なんでもするよ」
「リビングに移動しよう——」
一斉に立ち上がり、一歩また一歩と足を進める。
私はリビングに着くなり、カーテンを開けた。眩しい程の光が部屋いっぱいに差し込む。
「座ろう」
三人は椅子に腰を下ろす。湊くんはダイニングテーブルの中心にスマホを置いた。
「説明する」
湊くんは自信あり気な笑みを見せる。
三人は黙って頷いた。
「ひなたの配信が終わった後、謝罪の切り抜きが拡散されたんだ」
雪くんは勢いよく身を乗り出す。
「どういう事?」
「まあ、聞けって」
「さっき、一本の動画が投稿されたから見て欲しい」
その動画の見出しは『PRIMUSファンは見て!』
湊くんは再生ボタンを押した。
動画が始まり、部屋に緊張が走った。
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