その食べ方が好きなんです
 視線の先を追うと、そこには今年入った有名な山田がいた。イケメンであちこちの女子社員に笑顔を振りまいている。

 山田は紺野が自分を見ていることに気づいたんだろう、彼女に手を振った。

 「ふざけるな……」

 俺は慌てた紺野が逃げるように俺に目線を戻したのに気づいた。はっきりさせるときが来た。俺は立ち上がって彼女の前で言った。

「紺野」

「は、はい」

「昼休み終わったら打ち合わせ室へ来るように」

 驚いて目が真ん丸の彼女は、仕事のミスの指摘だと思ったのか、いつものようにはいと頷いた。






 

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