苦手な同僚の色気たっぷりな鎖骨にメロついた結果



 目が覚めて、私ははっとした。
 カーテン越しに明るい陽射しが入っていて、目の前にはすやすやと眠る国広くん。

 なにごと、とがばっと起き上がって思い出した。

 そうだ、私、昨日は小さくなっちゃって……。

 こわごわと自分の手を見ると、ちゃんと大人の手があった。

「ほんとに!?」
 思わず声が出て、慌てて口を押える。国広くんを起こしちゃう。

 私の目は、ついつい国広くんの鎖骨に吸い寄せられる。
 今日もいい鎖骨してる。

 眠っている彼は無防備で、つい触りたくなる。いっつもからかわれてるんだから、少しくらいいいよね?

 私はそーっと手を伸ばし、触れた。
 恋人でもない私が触っていると思うと、ぞくぞくする。

 まっすぐな骨のライン。皮膚越しでもわかる、弱弱しさ。この下にあの胸板があるんだよね。もしかして、鎖骨って裸体を連想させるからセクシーなのかも。

「ん……」
 声とともに国広くんの目がぎゅっとして、私は慌てて手を引っ込めた。

 彼の目が眠たげにうっすらと開く。
「起きてたんだ?」
 声も眠たげで、私は申し訳なくなる。
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