イケメン医師は、私を骨から溺愛する
「あなたは医者です。だったら評価ではなく患者を気にするべきです」
いつになく厳しい口調の忽那さんに、私は驚く。
骨、使ってないけど。もう骨タイム終わり?
「俺は骨が好きで放射線科医になりましたけど、ちゃんと医者としてのプライドを持って診てますよ。患者さんは病気やけがを治したくて来てるんですからね」
「そんなの私だってわかってるわよ。だから患者さんが普通の生活を取り戻せるようにって、がんばってきたの!」
「だったらそれでいいじゃないですか」
私が言うと、彼女は潤んだ瞳を私に向けた。
「医者としての心得を骨に刻んでがんばってきたんですよね。私だったら、そういうお医者さんに診てほしいな、って思います」
「……そういうこと言ってもらえるの、正直言って嬉しい」
彼女はもじもじとうつむく。
あれ、デレちゃった。かわいいな。
「ごめんなさい。あなたって思ったよりいい人ね。反省して帰るわ」
急にしおらしくなった琴香さんに、私はちょっと不安になる。
「お医者さんやめちゃったりしないよね?」
「それはないかな。あの病院に骨をうずめる覚悟で勤めてるから。邪魔してごめんね」
彼女はぺこりと頭を下げて帰っていく。
その後ろ姿も美しい。
そういえば、と思って私は忽那さんに聞いてみる。
「ところで、彼女ってなんのお医者さんなんですか」
「形成外科」
おおっと、外見にかかわるお医者さんだった。外見は忽那さんとは逆方向でコンプレックスなのかもしれない。
いつになく厳しい口調の忽那さんに、私は驚く。
骨、使ってないけど。もう骨タイム終わり?
「俺は骨が好きで放射線科医になりましたけど、ちゃんと医者としてのプライドを持って診てますよ。患者さんは病気やけがを治したくて来てるんですからね」
「そんなの私だってわかってるわよ。だから患者さんが普通の生活を取り戻せるようにって、がんばってきたの!」
「だったらそれでいいじゃないですか」
私が言うと、彼女は潤んだ瞳を私に向けた。
「医者としての心得を骨に刻んでがんばってきたんですよね。私だったら、そういうお医者さんに診てほしいな、って思います」
「……そういうこと言ってもらえるの、正直言って嬉しい」
彼女はもじもじとうつむく。
あれ、デレちゃった。かわいいな。
「ごめんなさい。あなたって思ったよりいい人ね。反省して帰るわ」
急にしおらしくなった琴香さんに、私はちょっと不安になる。
「お医者さんやめちゃったりしないよね?」
「それはないかな。あの病院に骨をうずめる覚悟で勤めてるから。邪魔してごめんね」
彼女はぺこりと頭を下げて帰っていく。
その後ろ姿も美しい。
そういえば、と思って私は忽那さんに聞いてみる。
「ところで、彼女ってなんのお医者さんなんですか」
「形成外科」
おおっと、外見にかかわるお医者さんだった。外見は忽那さんとは逆方向でコンプレックスなのかもしれない。