Secret Happiness Kiss/シークレットハピネスキス
***【現在】

 私は昔から体調を崩しやすく、頑張りたいことが続けられない。それでも何度も挑戦した。でも、そのたびに体調が酷くなり、毎回体が限界を迎える。その生活を5年繰り返していた。少しの目標さえ続かない。数えられないくらい挫折を経験して、もう心はボロボロだった。

「もう無理。消えたい……」
 その思いが胸一杯に押しつぶされる。涙が止まらず溜息が増える日々。

 そんなとき、部屋の扉を無理開けて外に出したのがお姉ちゃんだった。
 連れてこられたのは、小さなライブハウス。早い時間に来て、私達は最前列で立って始まるのを待っていた。

 お姉ちゃんはHappinessという地元で最近有名なバンドグループを友達と見て感動し、私に見せたかったらしい。

 始まる前は、いきなり知らない所に連れてこられて嫌な気分で一杯だった。でもHappinessのステージを見て私の心は前を向く――もう一度歩いてみよう――そう強く願えるくらい頑張ろうと思えた。
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