紫陽花のように、綺麗に咲く君へ。~今日、キミに恋しました~(恋リアの裏側暴露※完全妄想です!!)

⑮:セット売りの呪い

「日葵、次のカット、もう少し僕の肩に寄り添ってくれる?」

拓海は必死だった。

所属事務所から「日葵とセットで売り出せ」と裏で強く命令されていたからだ。

カメラの前でなんとか「公認の恋」を演出しようとする拓海。

しかし、カメラが自分たちから外れた瞬間、日葵はゴミを見るような冷たい目で拓海を一蹴した。

「……触らないで。ビジネスでもあんたの顔、視界に入るだけで不愉快だから」

日葵の凍りつくような拒絶に、拓海は恐怖で小さく震えることしかできなかった。
< 15 / 50 >

この作品をシェア

pagetop