御曹司様はもふもふ好きのペットシッターに運命を感じました
助言
湊さんと初めて一緒にお茶をした日から数週間が経った。この週末は湊さんは出張で東京を離れているため不在だ。

「アレクセイ。今日は土曜日だけど2人でのお散歩よ」

アレクセイと一緒にいるのに寂しいと感じてしまうのはなぜだろうか。散歩を終えてアレクセイがラグの上で寝てしまうと、お屋敷の奥にいるおばあちゃんの元へ向かった。

「おばあちゃん、何かお手伝いすることある?」

「あら、杏奈ちゃんちょうどいいところに来たわ。今から休憩にするところだから一緒にお茶でも飲みましょう」

湊さんが不在ということを知っているおばあちゃんが一緒にお茶をしてくれるようだ。

「……あのね、杏奈ちゃん。こんなこと言うのもなんだけど、湊さんのことは好きになってはだめよ」

「お、おばあちゃん!? な、なに言ってるの? そ、そんなことある訳ないじゃない。や、やだな、もう……」

いきなり核心を突かれ動揺をうまく隠せない私に対し、落ち着いて私の様子を見ているおばあちゃんはふうと一息吐いた。
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