隣人はイケメン上司でした〜手から好きになってもいいですか?〜
遙華はお酒を飲みたいのもそうだが心くんの煙草を吸う仕草を見る為に通っているのもあるのだ。
もちろん心くんに恋心はない、ただかっこいいのだ。
「また、じっとみるな(笑)」
「だってかっこいいんだもん」
「遙華は彼氏はいないのか?」
「いない」
「彼氏が煙草を吸わなくてもOKなタイプ?」
「うん、それはまた違うんだよね、手が好きなの、その手のなかでも煙草をトントンてする仕草、そう、それ!」
まさに今、心太朗が灰を落としていた所だった。
「あーいいわ、心くん」
「変わったフェチだなぁ」
「結構いると思うけどな、カルーアミルクをお願いします」
「ペース早くないか?」
「だって明日休みだもん、いいでしょ?」
「じゃあ、少しこれを食べろ」
心くんはチーズを出してくれた。
「いただきます」
心くんが他のお客さんの所に行っている間に入り口の開く音がした。
心太朗は入り口を見ると笑って
「久しぶり」と声をかけていた。
入ってすぐのカウンターに座ると心太朗がすぐに寄っていき話していた。
まあカウンターに座る人も結構いる為、遙華は普通に飲んでいたがジントニックを作りその人に出していた。
心くんはしばらくそのお客さんと話していて、遙華はスマホを見ながらゆっくり飲んでいると「チン」と高い音が遙華の耳に入ってきたのだ。
これはジッポライターの音!
遙華はゆっくりと左端の人を見た。
少し首を傾げ、紙煙草に火をつけている男性、目を細め最初の一服をフーと煙と共にはいた…
うわっ、かっこいい…
遙華は右手に煙草を持つ手を見ていた。
心くんくらいのかっこよさ、でも心くんより腕にも筋肉がついていて手の甲の筋も素敵!
心くんは細いからそこまで筋肉はついていないけどあの人は程よい筋肉だ。
「こんばんは」