隣人はイケメン上司でした〜手から好きになってもいいですか?〜
まさかの
部屋の前でもう一度お礼を言ってお互いの部屋に入った。
それから遙華が洗濯物を干しにベランダへ出ても隣の気配はなく電気も消えている。
7月まで来ないのかな?なんて思いながらチラチラベランダから隣を覗く日が続いた。
7月1日の朝、なんとなく隣の部屋の人の気配を感じたし、隣の玄関の開く音がした。
遙華は朝ごはんを食べ終わり、会社へ行く支度をしながら今日の夜は会えるかなと少しの期待をして遙華も家を出た。
いつものようにパソコンで仕事をしていると営業部長が来て、みんなは静かになる。
「この前の会議でも言ったが今日から営業課長として本社勤務になった萩森課長だ」
「萩森です、本社は4年ぶりです、よろしくお願いします」
ん?萩森?って聞こえたけど…
遙華の席は入り口から1番遠い席で営業の人達が立っていたので前はあまりよく見えなかった。
挨拶が終わるとみんな席に座り課長が1人1人の席に挨拶をして回っている姿が目に入ってきた。
わっ、やっぱり蒼葉さんだ!同じ会社だったんだ。
彩沙さんが立ち上がり、遙華も急いで立ち上がった。
彩沙さんの後に握手をした遙華は小さな声でよろしくお願いしますと握手をした。
下を向き蒼葉の右手を無意識に見ていた遙華は手に力を感じて顔を上げた。
「よろしく(笑)」
と他の人には見えないように笑っていた。