恋愛偏差値0.01。

12.友達でいたいから

凪くんから無事に脱出し、掃除のために教室へ向かう。
「掃除サボろぉ〜?」
「だめです!」
「……わかったぁ〜」
相変わらず、凪くんの行動は読めない。
教室へ戻ると、三人組が楽しそうにお喋りをしていた。まだ慣れないけれど、仲良くなりたい。そう思い、私は思い切って声を掛けた。
「あの! 狂犬さん、どうでしたか?」
「めちゃくちゃかっこよかったぁ〜!」
なんだか、"狂犬"ってあだ名なのに、アイドルみたいな扱いをされていて面白い。
「確かに、かっこいいですよね!」
隣にいた凪くんが、私の袖をくいっと引っ張ってきた。
「どうしたの?」
「美月は、迅のことが好きなの?」
「……えっ」
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