恋愛偏差値0.01。
「美月ちゃんは、凪くんのこと好きなの?」
「……友達として、すごく好きです」
「……ふーん」
どこか不機嫌そうな空気に、胸がざわつく。
トイレへ入ると、手洗い場には何人かの女子生徒がいて、鏡の前で楽しそうに話していた。
「美月ちゃん、本当に凪くんとは付き合ってないんだ?」
「はい」
「そうなんだ……。だったら、凪くんとは友達辞めたほうがいいよ!」
「えっ……」
凪くんと友達じゃなくなるなんて、嫌だ。
「凪くん、美月ちゃんのこと、からかってるのかも!」
凪くんは、人をからかったりするような人じゃない。
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