恋愛偏差値0.01。
凪くんは優しく目を細めた。
「美月は、僕が守るから」
どうして、こんなにも優しくしてくれるんだろう――。
こんなに大切にされて、幸せなはずなのに。
胸の奥が、少しだけ締めつけられる。

もし、いつか凪くんがいなくなってしまったら――。
そんなはずないのに。
理由も分からない不安が、ふいに胸をよぎった。
「守らなくて大丈夫です!」
恥ずかしくなって、私は思わず下を向く。
「その代わり……ずっと友達でいてください!」
「もちろん」
凪くんは優しく笑った。

「ずっと、一緒だよ――」
その穏やかな声に、胸がじんわりと温かくなる。
その時だった。
コンコン、と扉がノックされる。
凪くんは「またか」と言いたげな表情を浮かべ、小さくため息をついた。
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