恋愛偏差値0.01。ー恋愛初心者溺愛されますー【完】
「僕、すんごく見たいっ♡」
その期待に負けて、私はゆっくりとカーテンを開けた。
すると、凪くんの目はさらに輝く。
「可愛い〜っ!」
「ほ、本当ですか!?」
「本当っ!」
何度も大きく頷いてから、満面の笑みで言った。
「お家に飾りたいくらい、可愛いっ!!」
「……あ、ありがとうございます」

少しだけ勇気をもらって、私たちは再び服屋巡りを始めた。
服装が変わったからだろうか。さっきまでの不安が少しだけ薄れて、ちゃんと前を向いて歩ける。
「あの銀髪の子、男の子かな?」
「めちゃくちゃ綺麗……」
「芸能人とか!?」

周りから、そんな声が聞こえてくる。
やっぱり、凪くんはどこへ行っても人の目を引くんだろう。
……特に、女の子の視線が痛い。
凪くんは、自分が注目されていることに気付いていないのか、可愛らしい服を選んでは私に見せてくる。
「これも似合いそうっ♡」
そう言って手に取ったのは、夏らしいラベンダー色の、少し大人っぽさもあるワンピース。
値段は、五百円だった。
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