好きになったのは大嫌いな先生
スマホの時計を見るともう21時過ぎ。
「あっ!もうこんな時間だよ。愁くん明日も仕事でしょ?私はもう大丈夫だから、早く帰って休んだ方がいいよ。」
「うーん…あんなに泣いてた子を見てしまったら、1人にさせるの不安なんだけど。来週の再診日まで俺の家泊まった方がいいんじゃない?」
「えっ!?何言ってるの!今日はちょっと泣いちゃっただけで…私は本当に大丈夫だから気にしないで。」
「…本当に?あんまり信用できないけどね。実際ご飯も食べてなかったし。」
疑いの目で見てくる。
「本当に大丈夫だから。」
「わかった。じゃあ夜ご飯だけ毎日一緒に食べにくるから。」
「愁くんの仕事なんて忙しいんだから、そんなことしなくていいよ」
「俺の仕事のことなんて考えなくていいの。それにそれじゃないとご飯絶対食べないでしょ。これは命令。」
「…わかった。」
強引に約束されて、ご飯は毎日食べにきてくれることに。少し嬉しい気もするけど、仕事忙しいのに申し訳ない気持ちが強い。
「じゃあ、解熱剤飲んでゆっくり休んでな。なんかあったらすぐ連絡してくれていいから。」
そう言って家に帰って行った。