スパダリの溺愛はスーツを着崩すように

第10話 もう憧れだけじゃいられない

胸の高鳴りが収まらない…。
仕事に戻る前に落ち着かせようと化粧室に向かう。
鏡を見ると

「…え?」

首元に見慣れない赤い痕がある。
慌てて顔を近づけて指先で触れた。
これって……キスマーク!?
慌てて髪を下ろして隠す。


デスクに戻る。


「高崎先輩」
「一宮くん!?」
「どうしたんですか?顔赤いですよ?」
「え!?」
「あれ、髪下ろしたんですね」
「ちょっと気分転換で…」


いつもと変わらない一宮くんの笑顔だけど…。


「高崎先輩、少しお話したいことがあります」
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