四神と都の剣
突然、鳥型の怪異が消えてしまったのである。煙のようなものに包まれ、一瞬で姿が消えてしまった。その時のことは、朱雀だけでなくここにいる全員が強く脳裏に刻まれている。
「玄武。報告を」
「はい!」
麒麟に促され、玄武が椅子から立ち上がる。そして、調べてわかったことを報告した。
「あの煙は、異世界に続いているものと見られます。そしてここ最近、怪異が別世界に逃げていく現象が多発している。……これは、由々しき事態です」
玄武の言葉に全員が頷いた。怪異は放っておくと人に危害を加える。世界を一瞬で灰に変えてしまうことも容易い。
「ねぇ、玄武。別世界って、もしかして僕が前に迷い込んだ世界?」
朱雀は脳裏に最悪だった記憶を浮かべながら訊ねる。玄武は首を横に振った。
「いや、今回の世界は違うみたい」
「ならよかった」
朱雀が安堵の息を吐くと、白虎が「怪異が逃げていった世界の被害はどれくらい?」と訊ねる。麒麟が面白そうにニヤリと笑った。玄武は戸惑ったように言う。
「玄武。報告を」
「はい!」
麒麟に促され、玄武が椅子から立ち上がる。そして、調べてわかったことを報告した。
「あの煙は、異世界に続いているものと見られます。そしてここ最近、怪異が別世界に逃げていく現象が多発している。……これは、由々しき事態です」
玄武の言葉に全員が頷いた。怪異は放っておくと人に危害を加える。世界を一瞬で灰に変えてしまうことも容易い。
「ねぇ、玄武。別世界って、もしかして僕が前に迷い込んだ世界?」
朱雀は脳裏に最悪だった記憶を浮かべながら訊ねる。玄武は首を横に振った。
「いや、今回の世界は違うみたい」
「ならよかった」
朱雀が安堵の息を吐くと、白虎が「怪異が逃げていった世界の被害はどれくらい?」と訊ねる。麒麟が面白そうにニヤリと笑った。玄武は戸惑ったように言う。