王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「それは……」
きっとオディロンが来たという情報でも得たのだろう。それを聞いて慌てて駆けつけたに違いない。先ほどの彼の話を思い出す限り、アルマスはエメリーネとオディロンの接触をよく思っていない。
ましてや、二人が結婚するという結果を恐れている。
「こちらの目録をお持ちしたのです」
慌てたようにアルマスが差し出したのは、エメリーネの誕生日の贈り物が記載された目録の残りだ。
「エメリーネ王女がお礼状を書かれると聞きましたので」
エメリーネは微笑みを浮かべ、目録を受け取った。
「ええ。お母様のお礼状が素晴らしかったと、パーティーのときにお聞きしたの。確認したら、こういった贈り物に対してお礼状を書くのは王妃の仕事だと。そしてわたくしが誕生日にたくさんのプレゼントをいただいたことを考えれば、それはわたくしの仕事になるでしょう?」
一瞬、アルマスの目が見開かれたが、すぐに目元を柔らかくし、微笑んだ。
「そうです。デビュタントの贈り物に対してお礼状を書くのはエメリーネ王女の初めての政務となります。ましてこれだけの数になりますので、補佐官をつけたほうがよろしいですね」
きっとオディロンが来たという情報でも得たのだろう。それを聞いて慌てて駆けつけたに違いない。先ほどの彼の話を思い出す限り、アルマスはエメリーネとオディロンの接触をよく思っていない。
ましてや、二人が結婚するという結果を恐れている。
「こちらの目録をお持ちしたのです」
慌てたようにアルマスが差し出したのは、エメリーネの誕生日の贈り物が記載された目録の残りだ。
「エメリーネ王女がお礼状を書かれると聞きましたので」
エメリーネは微笑みを浮かべ、目録を受け取った。
「ええ。お母様のお礼状が素晴らしかったと、パーティーのときにお聞きしたの。確認したら、こういった贈り物に対してお礼状を書くのは王妃の仕事だと。そしてわたくしが誕生日にたくさんのプレゼントをいただいたことを考えれば、それはわたくしの仕事になるでしょう?」
一瞬、アルマスの目が見開かれたが、すぐに目元を柔らかくし、微笑んだ。
「そうです。デビュタントの贈り物に対してお礼状を書くのはエメリーネ王女の初めての政務となります。ましてこれだけの数になりますので、補佐官をつけたほうがよろしいですね」