王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「わたくしはまだ成人しておりませんが、社交デビューを果たしたことで、政務を行う権利を得ました。ですが、まだまだ未熟者です」
「それで、家庭教師の件はどうした?」
「はい。テレジア神自ら、わたくしに教育をしてくださると」
「なるほど、そうきたか」
オディロンは楽しそうに笑い、椅子の背もたれに深く背を預ける。
「エメリーネ。意外とこの世は、君が思っているよりも、まだマシなのかもしれないな」
「そうかもしれませんわね。そこでオディロン」
エメリーネの声が、いっそう低くなった。
「あなたにわたくしの補佐官を推薦していただきたいの」
オディロンの眉がわずかに上がった。サロンに静寂が落ち、庭の花が風に揺れる音が響く。
「それで、家庭教師の件はどうした?」
「はい。テレジア神自ら、わたくしに教育をしてくださると」
「なるほど、そうきたか」
オディロンは楽しそうに笑い、椅子の背もたれに深く背を預ける。
「エメリーネ。意外とこの世は、君が思っているよりも、まだマシなのかもしれないな」
「そうかもしれませんわね。そこでオディロン」
エメリーネの声が、いっそう低くなった。
「あなたにわたくしの補佐官を推薦していただきたいの」
オディロンの眉がわずかに上がった。サロンに静寂が落ち、庭の花が風に揺れる音が響く。