王女エメリーネに悪女は似合わない~軍人公爵の盲愛に囚われて
「ところで、王女殿下に一つだけお願いがあるのですが、よろしいでしょうか」
いったい何を言われるのかと、エメリーネは息を詰めた。
「私の名前、王女殿下と似ていると思いませんか?」
似ていると言われると、似ているような気がしてきた。エメリーネとエリナ。
「ですので、私のことはリナとお呼びください」
「わかったわ、リナ。では、わたくしのことも王女殿下ではなく、名前で呼んでちょうだい。シーラもそうしているから」
「承知しました、エメリーネ様」
はきはきした物言いに、好感が持てる。さすがオディロンが推薦しただけの人物である。
エメリーネは目をこらして、じっくりとエリナを観察するように視線を這わせてみたが、やはり彼女からもオーラは見えなかった。
(もしかして……オーラが見えない人は、わたくしの味方だと思っていいのかしら?)
今までオーラが見えなかったのは、シーラを始めとし、父王やオディロン、そして聖職者のベルトルトたち。
「では、早速ですが、エメリーネ様に提案したいことがあります」
「何かしら?」
オディロンの親戚筋というだけで、彼女も一筋縄ではいかないような気がしてきた。
「エメリーネ様の名前で、お茶会を開きましょう!」
まるで名案だと言わんばかりに、彼女は左手を腰に当て、右手は上に突き出して、声たからかに言い放った。
いったい何を言われるのかと、エメリーネは息を詰めた。
「私の名前、王女殿下と似ていると思いませんか?」
似ていると言われると、似ているような気がしてきた。エメリーネとエリナ。
「ですので、私のことはリナとお呼びください」
「わかったわ、リナ。では、わたくしのことも王女殿下ではなく、名前で呼んでちょうだい。シーラもそうしているから」
「承知しました、エメリーネ様」
はきはきした物言いに、好感が持てる。さすがオディロンが推薦しただけの人物である。
エメリーネは目をこらして、じっくりとエリナを観察するように視線を這わせてみたが、やはり彼女からもオーラは見えなかった。
(もしかして……オーラが見えない人は、わたくしの味方だと思っていいのかしら?)
今までオーラが見えなかったのは、シーラを始めとし、父王やオディロン、そして聖職者のベルトルトたち。
「では、早速ですが、エメリーネ様に提案したいことがあります」
「何かしら?」
オディロンの親戚筋というだけで、彼女も一筋縄ではいかないような気がしてきた。
「エメリーネ様の名前で、お茶会を開きましょう!」
まるで名案だと言わんばかりに、彼女は左手を腰に当て、右手は上に突き出して、声たからかに言い放った。